アロマ#02スプレーの作り方ー消臭・除菌・掃除・虫除けetcに

こんにちは。CAMILLE(カミーユ)の海歩(ミホ)です(@camillearoma)。
今回は、アロマスプレーの作り方をご紹介します。
アロマスプレーは、シュッと気軽に香りを漂わせたり、香りを持ち運びたい時に便利です。市販のものは自分にぴったり合ったものが見つからなかったり、良いお値段だったりします。
手作りアロマスプレーなら、用途に合わせて精油の種類やエタノールの濃度を調整すると、ルームスプレー、除菌・消臭スプレー、お掃除スプレー、虫除けスプレーなど、いろいろアレンジして気軽に生活に取り入れることができますよ。
アロマスプレー作り:準備するもの
精油(エッセンシャルオイル)
無水エタノール
精製水
スプレー容器
精油(エッセンシャルオイル)
精油(エッセンシャルオイル)は、植物の花や果皮などから香り成分を抽出した液体のことです。
香り成分には薬効があるものが多く、有効成分をギュッと高濃度に含んでおり、アロマテラピーの基本となるものです。*人工的な香り物質の合成香料も「アロマオイル」として売られてますが、一般的にアロマテラピーでは使用しません。
無水エタノール
水分をほぼ含まない純度の高いエタノール液のことです。
精油は水に溶けにくいため、無水エタノールと混ぜ合わせることで、精油を溶かしてくれます。薬局で購入できます。消毒用エタノールは、無水エタノールに比べ度数が低いので、精油を混ぜるには無水エタノールがおすすめです。
精製水(またはハーブウォーター)
蒸留や濾過やイオン交換などで濃度を上げた、純粋な水のこと。薬局で安価で購入できます。
飲料水や水道水でも作ることができますが、香りが変化しないよう精製水がおすすめです。
スプレー容器
アロマテラピー専用のものがおすすめです。100円ショップなどの容器は、遮光性がなく、プラスチックの種類によって精油やエタノールが容器を劣化させてしまうことも。
*アロマテラピー専門店の「生活の木」容器は、以下の素材を利用されています。
・PE:ポリエチレン
・PP:ポリプロピレン
・PET:ポリエチレンテレフタレート
・HDPE:高密度ポリエチレン
あとは、ビーカーがあれば作り易いです。
アロマスプレー:基本の作り方

材料
好きな精油 10〜30滴(全体50mlに対して1〜3%濃度)
無水エタノール(5ml)
精製水(45ml)
スプレー容器
手順
- スプレー容器に無水エタノールを入れる。
- 精油を入れて振りながら混ぜる。
- 容器規定量まで精製水を加え、ふたを閉めてよく混ぜる。
*精油が表面に浮く場合があるので、使用前によく振ってください。
*防腐剤が入っていませんので、2週間〜1か月程度で使いきりましょう。
*衣類などにスプレーする場合は、シミになる可能性があるので、気をつけてお使いください。
アレンジする
精油の濃度を変える
用途によって、精油の濃度を変えてみて下さい。掃除・除菌目的の場合、全体量を多くするのもおすすめです。香りも強くなり、効果も高まります。数種類の精油をブレンドして使うのもおすすめです。
・虫除け 0.5〜1%
・ルームスプレー 1〜3%
・掃除・消臭 4%
滴数目安
全体量 | 30ml | 50ml |
---|---|---|
濃度 0.5% | 3滴 | 5滴 |
1% | 6滴 | 10滴 |
2% | 12滴 | 20滴 |
3% | 18滴 | 30滴 |
4% | 24滴 | 40滴 |
エタノールの濃度を変える
また無水エタノールと精製水の割合は、1:9(または2:8)くらいをおすすめしました。
直接肌につけないものや、掃除・除菌・ルームスプレー目的などの場合、精油が溶けやすく、すぐ蒸発するように、無水エタノールと精製水の割合を、4:6(または8:2)まであげても良いと思いますよ。(ちなみに注射の時の肌消毒液は8:2くらいのアルコール濃度だそうですが。)
まとめ
精油は種類がたくさんあり、それぞれ得意な薬効が異なります。殺菌効果のあるものや、リラックス効果のあるもの、リフレッシュ効果のあるものなど、目的に合わせてブレンドしましょう。
もちろん、いい香りのものを選ぶだけでも楽しいですよ。用途に合わせて、ぜひお気に入りスプレーを作ってみてくださいね。
