アロマのかんたんな始め方

aroma

アロマテラピーは薬用成分を活かした療法や分析アイテム

アロマって「リラックス」といった、ざっくりした癒しイメージの人も多いのではないでしょうか?

しかしアロマテラピーの言葉の始まりは火傷の治療効果から。お薬みたいな効果にも期待できる非常に優れた自然療法です。

また近年は、香りは今や心身の状態の分析にも香りを利用するあたらしい使い方の「ロジカルアロマテラピー」として、ますます生活に役立つアイテムとして進化中です。

精油を使います

植物から抽出した100%天然の精油(エッセンシャルオイル)を使います。

精油には、植物の薬用成分がギュッと高濃度で含まれています。

そもそも西洋のお薬も、薬草など植物由来。アスピリンは柳の木の皮の痛み止め成分から、タミフルも八角から合成されたもの。

生薬成分をぎゅっと高濃度にして瓶に詰め込んだのが精油です。

精油を薄めて安全に、濃く使ってお薬のようにと、自由に濃度を変化させ使うことが出来ます。

薄めることで安全性が高まりますが、薬効成分も薄まり期待した効果が得られにくい面もあります。

反対に精油を高濃度で使うと、お薬のような効果が期待できますが、その分副作用などリスクが高まり、注意が必要です。

メリットとデメリットを知り、目的に応じて使いこなせると、精油は生活の様々なシーンでとても役立つアイテムになります。

まずは楽しむ

薬効のことは考えず、まずは香りを楽しむところからがおすすめです。

濃度も薄く安全性も高い使い方ですので、アロマテラピーのファーストステップとしてもお勧めです。

香りは嗅覚を通して脳にダイレクトに瞬時に伝わります。香りを感じるのは、脳の中の本能を司る部分(大脳辺縁系)です。つまり香りは、本能に簡単にアプローチすることができ、そこから全身へ働きかけます。

家庭のこと、仕事のこと、人間関係、SNS、社会情勢などなど、普通に暮らしていても、不安や焦りや怒りで頭がいっぱいになってしまうこともありますが、本能エリアの扁桃体が不快感情に大きく関わりがあると言われています。

つまりこういった感情は反応なので自分でコントロールが難しいのです。いくらポジティブに考えよう、力を抜こうと思っても、自分でなかなか思うように出来ないのは当たり前のこと。

しかし香りを使えば簡単に瞬時に、脳を喜ばせ(快にする)、頭をスッキリさせたり、脳から体の緊張を解きほぐしたりと、ストレスケアに役立てることが出来ます。

実際に自分にとっていい香りを嗅ぐと、ふっと力が抜けたり、スッキリとリフレッシュできたりする感覚があるはず。

まずは自分のココロとカラダの緊張をほぐしてくれるような「本脳が喜ぶいい香り」からはじめるのがおすすめです。気持ちを切り替えたり、香りが色々なストレスから身を守ってくれるはずです。

買い方

アロマテラピー専門店での購入がおすすめです。買いやすいのは「生活の木」の精油など。実店舗も多くあり、まずは香りを嗅いで好きな香りを見つけることができます。無印良品でも販売されていますね。私は買ったことはないのですが、いい香りが時々店舗に漂ってます。

100円ショップなどで販売されている「アロマオイル」は、天然ではなく合成香料。薬効は期待はできないですし、アロマテラピーではおすすめしません。

まずは1本をかんたんに楽しむ方法とおすすめ精油

ティッシュやハンカチに2〜3滴垂らせば、枕でも、車でも、カバンでも、好みの空間になります。(芳香浴)

マグカップにお湯を入れて精油を2〜3滴垂らし、気軽にリラックスやリフレッシュもできます。(吸入方法)

広い空間に香らせたい場合は、アロマ専用のディフューザーが拡散しやすい。スプレーを作ってもいいですね。→アロマスプレーの作り方

私のおすすめはオレンジ。老若男女に好まれやすく、比較的買いやすいお値段です。スッキリして元気になれる香りですよ。油汚れお掃除にも向いています。

オレンジスイートレシピ

慣れてきたら、2種類ブレンドして使うのもいいです。スプレーを作ったり、香水や化粧品を作るのも、簡単で気軽で楽しいですよ。

目からウロコのメディカルアロマ

精油は、本来は薬効成分を高濃度に含んだパワフルなもの。

精油を治療目的で使っていく、そんなメディカルアロマテラピーは、お薬のような効果、時にはお薬以上の効果が期待できる場合も多くあります。

事例をこちらで紹介しています。メディカルアロマレシピ(ig:camillearoma)

せっかく精油を使うなら、メディカルに使いこなすこともできる方がずっといいです。

精油の選択や濃度の理解など、見極めるちょっとしたコツがいりますが、知らないと勿体無いメディカルなアロマの世界。そんな魅力を入門講座やインスタでお伝えしています。

もっと目からウロコなロジカルアロマ

リラクゼーションのアロマテラピー〜お薬のようなメディカルなアロマの使い方とは違った進化系が、あたらしいアロマテラピー「ロジカルアロマテラピー」です。

「はじめて聞いた。」と思われる方が多いと思いますが、今までにない新たな分野のアロマテラピーが近年誕生しています。これは従来のアロマテラピーとは全く方向性の違うアロマです。

今までの「アロマテラピー」は、使い方は違えど、リラクゼーションまたはお薬という、精油をリラックスや治療に使用する目的のアロマテラピーでした。

しかし「ロジカルアロマテラピー」は、心身の分析にアロマを使います。薬効成分を含む精油を使って、それに対する反応から心身の状態の読み解いていくアロマテラピーです。

例えば、鎮静作用のある香りを好んだら、自分はどういう状態なのか?そういう人はどんな心理傾向・行動傾向があるのか?また香りの好みが変化したら、自分もどう変化しているのか?ロジカルに分析したり予測します。

また、自分の体質を知り、自分に合うアロマはどれか?それをどんな時間に使うのが良いのか?アロマ以外だったらどんな健康法が自分に合うのか?こんなことも香りの好みから読みといていきます。

自分に合うアロマを使うことで、体質改善やバランス調整など、薬効を超えた使い方をするのも、今までにない概念のアロマテラピーです。

さらに、今までにないアロマの使い方も論理的に予測したりできます。例えば、買い物欲を抑えるアロマ(ig:camillearoma)なども、簡単にロジカルに導き出し結果を出したレシピ。
「買い物欲を抑えるにはどんなアロマがいい?」など通常のアロマテラピーではなかなかレシピが作れないなんてシーンでも、従来の考えに囚われず、予測したり分析しながらアロマテラピーを楽しめるのがロジカルアロマテラピーです。

ロジカルアロマは世界初。新しい視点でアロマを見ると目からウロコの情報いっぱいです。

嗅覚反応分析士入門講座

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海歩(Miho):嗅覚反応分析士トレーナー。AEAJアロマインストラクター。主婦の立場から、薬効を持つアロマで家族の健康サポートを期待し、40歳で学び始める...

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