【AromaTable】精油選びのポイント

アロマテラピーが一般にも知られ人気になるにつれ、アロマ商品はどこでも手に入りやすくなりました。
アロマテラピー専門店だけでなく、雑貨店でも気軽に変えたり、最近では、100円ショップでも販売されています。
しかし、アロマテラピーは気軽に誰でも楽しめる反面、選んで買うにはちょっとしたコツが必要です。
精油とアロマオイルは違います
アロマテラピーは、植物に含まれる「天然の揮発成分をぎゅっと凝縮した液体」を使います。
それが「エッセンシャルオイル」とか「精油」と呼ばれるものです。
一方「アロマオイル」と書かれているものは、「人工香料や植物油などが含まれてる液体や石油系のものなど」。
アロマ=香り という意味なので、アロマオイルは、香りがついているオイル。
人工香料などでは、植物の成分を取り入れるようなテラピー(=療法)効果は期待できません。
本来のアロマテラピーで使うものとは、別物ですので気をつけてくださいね。
精油は日本では雑貨扱い
海外では治療効果が認められ医療機関で「精油」をお医者さんが処方したり、薬局で扱われたりして、お薬のように扱われている国もありますが、
日本では精油をお薬の様に使うのは認められておらず、「精油」は「雑貨」扱いです。
その分、品質は基本問われないし、お店で自由に販売できます。
精油選びは自分で品質を見極めるコツが必要になってきます。
精油メーカーを選ぶ
天然100%の精油やエッセンシャルオイルと表示があるものを使うものを。
アロマテラピー専門店なら安心です。
精油は天然成分なので、その分種類によってはお値段が高くなるものもあります。
ローズなんて5mlで3万円くらいしたります。
しかし「天然の揮発成分をぎゅっと凝縮した液体」ちっちゃな瓶だけど、安価過ぎると怪しい可能性もあります。
原価をおさえるために、違う種類の植物の精油を混ぜられていたりすることも良くあります。
「精油」「エッセンシャルオイル」と表示があっても、あくまで「雑貨」なので、偽物が紛れやすいという事実が残念ながらあります。
ネットなどでもよく見かける、あきらかに安すぎる商品などは、ちょっと注意が必要です。
精油をお薬のように使うには
精油を薬効を期待してお薬のように使うにも
・香る
・塗る
・飲む
などの方法があります。
香ることと飲むことでは、リスクや危険度が高くなります。
香る療法で使いたいなら、アロマメーカーの「精油」でも安心かなと思います。
雑貨屋さんでも例えば、無印良品で販売されている精油は、香りの療法として使える商品と言えそうなクオリティーかもしれません。
ストーンやディフューザーが一緒に販売されているように、香りの療法として使うように推奨されています。
しかし、塗布目的には適していないです。
ややこしいのが、アロマテラピー専門店でも、推奨している使い方や、販売基準はさまざまということ。
香り療法目的のメーカーから、塗布療法までを(暗に)推奨しているメーカーまで、メーカーによってもいろいろなスタンスがあります。
つまり、お薬のように塗布したりする目的で使うなら、さらに適したアロマメーカーを見極める方がいいということです。
やはりメディカルに精油を使うのを、めちゃめちゃおすすめしたい反面、安易におすすめできない理由がこういうところにあり、いつも勿体無いけど、仕方ないよな〜と感じるところ。
しつこいようですが…日本ではお薬のように「精油」使うことは認められておらず、各メーカーも推奨する使い方を表立って表示できないので、学んだ人が買えるように基準を示し(国内検査をしてますよとか、成分表を添付など)、信頼して選んでもらえるようにされています。
やはり、メディカルなレシピが載っているような書籍で推奨されているようなメーカーで購入するなどが安心かなと思います。
アロマテラピーは学んだ人が、その価値を理解して購入に辿りつけるシステムになっています。
目的にあわせた知識を身につける
本当に精油には効果があるのかな?
人によって言うことがバラバラなのはなぜか?
わたしも疑問だらけだったのですが、人によって、アロマテラピーに求めるものが違うんだ。目的が違うんだ。ということを理解したうえで、使い方を変えることで、効果を期待することはできます。
わたしはリラクゼーションだけでなく、お薬のように効果効能を得たい。だから、どんな種類の精油を選び、どのように使い、どこのメーカーで購入するか。ということをハッキリさせて、リスクも理解しながら、それを上回るメリットを享受したく、日常でお薬のように使っています。
実は市販の精油入りの商品で、かなりいい商品はたくさんあります。こちらも、知識がないとなかなか買えないのが残念なところです。
かといって、誰かが「精油めっちゃこれ効くから飲んでみて」という言葉を安易に信じないでくださいね。
販売者が精油の知識があって販売しているとは限らず、雑貨ですから危険性を知らないまま売ることも可能です。
飲用は実際効果的な場合ありますが、特に注意が必要です。トラブルがあっても自己責任になりますので、そこはご注意くださいね。
(嗅覚反応分析士トレーナー CAMILLE 垣内海歩)