手帳は、人生を充実させる

私は、2006年にほぼ日手帳に出会い、そこから10年以上使用しています。

しかし、10年以上の記録はすごい量。これだけみると、努力家だったり継続力がある人のように見えなくもないですね。
しかし、私は継続が一番苦手なタイプです。こうやってずっと記録し続けているのは、そこに楽しさやメリットを感じているからに他なりません。
面白くないこと、無意味なことは、やはり続きませんから・・
ほぼ日手帳とは?
ほぼ日手帳とは、「1日1ページ」の手帳です。
たったそれだけですが、その枠が「手帳とはスケジュール管理を行うもの」という概念を、大きく覆してくれました。
もちろんスケジュール管理に使ってもいいのですが、日記や記録に使ったり、とにかくその人が自由に1日1ページを埋めて(埋めなくてもいい)いきます。
それは絵を手帳に書くことだったり、勉強の記録だったり。
つまり、人それぞれ自由に1日1ページ、何かを表現できるスペース。
そしてそこは、人に見せる目的ではない、とてもパーソナルな場所です。
当然、人それぞれ使い方は違って、とても個性が溢れます。
そんな他人の毎日の表現を、覗き見させてみらうのも面白い。参考▶︎ほぼ日手帳みんなの使い方
目的思考のスケジュール管理手帳でなく、毎日充実感を味わえるような、コンセプトのほぼ日手帳にとても惹かれました。
そんな私の使い方
1.まずはスケジュール管理に
私はスマホのカレンダーを家族と共有しているので、予定はそちらがメインですが、振り返りやすい手帳にも記録しておくと、後々役立つことが多いです。
振替って思い出して何度も楽しめたり。特に子育てのスケジュールや記録などは、子供たちが大きくなってから見返すと、楽しめたりします。
後は、記録が年末調整で役立つし、プラン見直しの対策に使えたりもします。
2.日記・ライフログとして
その日あったことや、感じた事など記入。子供が小さな時に落書きした絵や文字なども、可愛く残ってます。


行ったところ、子供の作品、だけでなく、当時の自分の好きだったこと、なども透けて見えて、
大変だったことや辛く感じたこともあったけど、その中から楽しみを見つけ出して、なるべくご機嫌でいれるように頑張っていたんだな〜なんてことも思います。
1日1ページの記録によって、育児日記ではなく、私の毎日の中に育児がある、その記録になります。
3.勉強用にも
私が今では教えている嗅覚反応分析ですが、初めは自分の勉強のために、紙ベースで記録していました。
チェックの結果は、数値化されたライフログです。



グラフの結果をパッとみるだけで、その頃の自分の状態(感情や行動)が、わかります。
例えば、語学の勉強なら、覚えた単語を記録したりするのもいいですね。
4.思考の整理ノート
モヤモヤ、ごちゃごちゃは、書き出すとスッキリします。
それだけでなく、記録として保存しておくと後で役に立つことは多いです。

毎日を振り返るという行為は、とても大事な習慣だと思っています。人生をより良く楽しくするために。
その振り返りという行為自体を楽しめるほぼ日手帳というものは、画期的な発明だ。
5.情報の整理・アイデアメモ
メモ・読んだ本の情報をスクラップして。

しかし、毎日を「これは役に立つ?」「役に立たない?」なんて考えながら生きるのは面白くない。
毎日は、好きなことを書き留めたり、気になったことを書き留めるだけ。
しかし、これが気づけばアイデアノートにもなっています。
6.夢や目標も気軽に書いていい
憧れのもの。雑誌で見た欲しい服や、行きたい所、好きなものを切り貼りしても。
夢や目標というと大きなものばかり考えがちだけど、食べたいものなんかでいい。

切りはりして、時々眺める習慣を持つだけで、行動しようと思えたりして、随分叶うので人は面白いなと思います。
さいごに
実は、2021年はほぼ日手帳は使っておらず、ただのA5ノートになっています。育児もひと段落して、今のわたしにとっては、その気軽さや軽さが丁度いいです。
けれど、内容は変わっても、記録すること書き出す習慣は変わらず同じです。
そして、ずーっと変わらず一緒な気持ちは、毎日をちょっと楽しく充実させたい、ということ。
それは、毎日を味わうことと、好奇心をアンテナに新たなものを探すこと。
毎日はその繰り返しです。ほぼ日手帳を2006年から15年以上も使い、随分毎日を充実して味わえたり、未来をちょっと楽しみと思えたり、
望んだ環境を手に入れることができてるんじゃないかと思います。
とはいえ毎日は色々悩みます。ちゃんとモヤモヤもします。記録する、味わう、自分を知る、ちょっと変える、断捨離する、日々はそんな繰り返しです。
けれど、いつ急に人生に終わりが来ても、楽しかったな、なんて思えそうです。
その充実感は、決して器用な自分ではないからこそ、この記録するという習慣がもたらしてくれたものだと思っています。
2017.09.13 CAMILLE
2021.4.29 訂正加筆 CAMILLE