自分の薬を作る

「なんだか面白そうなタイトル」
そう思って、図書館で手に取った本。
よく考えたら、ふだんから私は、精油を使って自分の気分や体のお薬の作っているので、
この本は何を使ってお薬を作るのかな?と興味が湧きました。
パラパラ見ると、何かしらの材料を使ってお薬を作っているのではなさそう。
しかし、みんなの「悩み」に対して強力な効果があり、心と体に変化が起きる「自分でつくる薬」と書いてあります。
実際にワークショップが行われ参加者が元気になったという実話だそうなので、ゆっくり読んでみようと、借りて帰ることにしました。
自分の薬とは?
私のイメージでは「薬」とは、救急時に一定期間とるものですが、
人によっては、毎日飲むものかもしれませんね。うちの父や母もいつも何やら薬を飲んでいます。
そんな風に「薬」というものを「毎日の日課」と定義つけた時に、新しい習慣を持つことが=自分の薬を作る、ということのようです。
なぜ「薬」と呼ぶのか
「日課」とか「習慣」というと、やらなくちゃいけないものってイメージで、サボってしまうとつい落ち込みやすい名前。
日課ではなく「薬」だと考えると、1日忘れたくらいでも落ち込まないであろうと、呼び方で「落ち込まないシステム」を作っておられるみたいです。
薬をとりたいほど元気がない時、些細なことでも落ち込みやすかったり、また自分を責めやすいもの。
呼び方を変えるだけで、印象がかわって人の心理的負担が減るということは、
気持ちを楽にさせ、前を向きやすくすることで、良い効果や変化にもつながるだろうね。
やる気など感情を信頼せず、システムを作ることが大切だと思っているので、名前を変えるって良いシステム。
人や自分の行動を変えることを促すのに、言葉の力は絶大だね。
しおりを作る
「薬」の一つとして、「しおり」作りがありました。これは、本に挟む方じゃなくって、「旅のしおり」の方。
1日のスケジュールを朝に書いて実行する、そんな「しおり」のお薬を作ることで、元気になる。
なるほど、これとベースは同じですね。
書くというのは一手間いるんだけど、それだけでやる気が出て充実する。実感してますが、なるほどこれは、私は自分薬を作っていたということか。
嗅覚反応分析で、毎日の自分の状態を香りで観察して対策をしていますが、それも自分に合わせた自分の薬を持っているということだね。

処方が、日によっては運動することだったり、楽しむことだったり、アロマを使うことだったりするけれど、

しおり(手帳や記録)と併用することで、より効果的だと感じているので、なんだか妙に納得しました。
薬作りの先生と意見一途が多くみられて、すごいいい方法掴んでるんじゃないかと自画自賛です。
できなくても落ち込まずに、楽しめる方法を考える。そんなシステムを作っていくことが本当に大切だと思っています。
時々、「手帳」や「記録」や「分析」なんていうと、すごくちゃんとできる人のように感じられることがあって、いつも、違うんだよ・・ほんとに私はズボラなんだよ。できないからこの方法なんだよ・・と言いたかったのですが、
「朝に今日のしおり作りをしています。自分に合うお薬作ってます。」と表現したら、全然印象が違う。言葉・・大事。(2回目)
自分の薬を作って毎日を快適に
本では、先生がお薬を処方されるんだけど、どれも簡単で楽しそうなものばかり。
みんなのお悩みって大体同じこと。
そして感じたことは・・インターネット見過ぎが現代人の多くの不調の大きな原因になっているんだな、ということ。
人と比べて、劣っているように感じ、不調を訴える人がほとんどだそう。
私も、落ち込む時って大体これ。みんな一緒なんだなぁと思うと、安心するよ。
インプットだけでなくアウトプットが大切だということも、ポイントだったかなと思います。
結局、何か絶対的にいいもの悪いものってなくって、自分を知って、バランスを取れるようになること。体だけでなく心も同じ。全てはそこに行き着くね。
こうして書いてることは私のアウトプットでもあり、誰かのインプットになっているわけです。なるべくなら、役立つインプットなるようにしたいものです。